2016年10月29日(土)なんなんひろば(松本市 松南地区公民館)にて開催いたしました。
テーマは「子どもと健康」です。
講座内容
第一部 「薬の飲み方・使い方」こどもへの服薬アドバイス!
大手コトブキ薬局 小笠原 博之薬剤師
粉薬や錠剤、塗り薬など、薬にはたくさんの種類があり、服用方法や使い方は薬によって異なります。お子さんと一緒に参加されたお母さんが多く、活発にご質問をいただきました。
Q1 保育園ではお昼に薬を飲めません。どうすれば良いですか?
A1 医師に相談して、服用回数を1日2回に変えてもらう、または服用するタイミングを朝、帰ってきた時、寝る前に変えてもらうようにしましょう。
Q2 薬を飲ませたら吐いてしまいました。もう1回飲ませた方が良いのでしょうか?
A2 服用後、30分以上経っている場合は吸収されている場合が多いので、飲ませないでよい。
Q3 発熱の時、何度で解熱剤を使った方が良いのですか?
A3 平熱は人によって異なります。発熱によりウィルスなどの活動性を抑えている面もあります。何度という基準ではなく、発熱によって本人が苦しそうかどうかを基準に使ってください。
第二部「予防接種について」
信州大学医学部附属病院 金井 信一郎医師
感染症は予防が重要。感染経路には飛沫、空気、経口と様々な経路があり、予防接種の必要性やメリット、デメリットについてお話いただきました。
○予防接種のメリット
・免疫を獲得し病気を予防することができる。
・みんなで受けることによって、集団の免疫も得られる。
○予防接種のデメリット
・時には免疫を得られない場合や、副作用もある。
まとめ 予防接種は本人はもとより、まわりの人に感染が広げない『思いやり』です。